納入事例 | ファシリティ、工場・倉庫内物流の事なら誠文社

多様性に寄り添うデザインで、すべての人に心地よい空間を。

移転新築に伴う家具の選定を、プロポーザル形式のコンペを経て約１年間携わらせて頂きました。

傾斜した柱と菱形に組み合わされたルーバーが印象的なファサードデザインと、各室個性的な内装デザインが計画されている中で、一番の魅せ場であったクリエイティブラウンジをどのような設えとして活用するかが提案のキーポイントとなっていました。備品部会メンバーや関係者との打合せは、納品期日ギリギリまで検討プランの作成と議論を繰り返し、出来る限り多くの人に、そして多用途に利用できる色彩豊かな家具が配されることになりました。

ラウンジ手前には大型テーブルを配し、座る方向を限定しないスツールとカラフルなスタッキングチェアを組み合わせ、200名が集まる総会の時などはカジュアルに利用してもらえる雰囲気づくりを心掛けました。ソファコーナーはキャスター付ソファを選定し、用途に応じてレイアウトを変えられる可動性を備えています。その他にも、起案スペース（集中ブース）や津市の街並を眺めながら一息つくこともできる窓際のハイテーブル席など、それぞれ想定される利用シーンに合わせて仕様や高さの異なる家具を取り入れています。

1階の待合いスペースや相談室なども、多様な想いをもった人たちがそれぞれの意見を発し前向きな気持ちになれる様ポジティブカラーを中心にコーディネートし、各室色鮮やかな空間を創り出しています。事務所チェアの張地カラーがそれぞれ違うのも、個性とオリジナリティを尊重する弁護士会館の姿勢を表現しています。

運営者側と利用者側の両者にとって心地よい空間を提供する、生まれ変わった弁護士会館の誕生です。