
WORKS 納入事例
カーディーラーの主役はクルマ!助演賞をねらったインテリアデザイン
“光っているのはクルマだけ!” が店舗デザインの基本コンセプトである三重トヨペット様。建築設計段階から店舗レイアウトの相談を受けながら、意匠デザイン・家具什器のコーディネーションを担当。テラコッタ風の塗壁やアンティーク調のレンガタイルが特徴の新築店舗に、受付カウンター・ディスプレラック・テーブル・チェア・パーティションなどを納品。落着いた木目柄を基本に、コーポレートカラーであるグリーンをアクセントカラーとして配色しています。木目の色調には適度なグラデーションで変化をつけることで、単調な空間になるのを防いでいます。オリジナルデザインの造作受付カウンターは、お客様から執務している書類やパソコンが乱雑に見えないよう寸法を工夫することで、執務デスクとショールームカウンターの両立をデザインで解決しています。
その他事例
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店舗・ショールーム
- モリパックス株式会社(グループ会社:株式会社モリオカ テクノベーションセンター)
ファッションを楽しむ様に自社技術をコーディネートできるショールーム「Technical CLOSET」
“真空成形屋のイメージを刷新し、製品の付加価値を伝えたい!” 社長の想いは新社屋の一等地に計画されたショールームスペースがすべてを物語っていました。このコーナースイートに、真空成形屋とは思えない空間と来訪者に驚きと共に製品の技術力を伝えられる場づくりが当社への宿題でした。
コンセプトの絞り込みには、創業60周年に発行された記念誌の読み込みにはじまり、社長・プロジェクトメンバーとの意見交換と提案を重ね、アテンドの手順も考慮した動線計画として「会社紹介」→「製品展示」→「体験コーナー」の3つの要素から構成された展示空間が出来上がりました。
展示計画としては “包む・運ぶ・護る・装う” を実現している製品を見せるだけではなく、それらの “技術力を魅せる場” として展示する製品を「衣服≒Fashion」に置き換え、自社技術を顧客の要求に見合ったカタチにコーディネートする “クローゼット” をショールームの中心に据えました。
日頃は製品を護る為の製品としてその意匠性が注目されることは少ないが、面(内照式展示台)と点(スポット照明)と線(ライン照明)の3種の光源を使い分けた立体的な照明計画にすることで、プラスチック製品の持つ透過性や高精度に成形された形状を美しく浮かび上がらせると同時に、それらの光がレースカーテンを通過することで入室時の高揚感・期待感の演出と宿題であったイメージの刷新に答えています。
地元で62年目を迎える真空成形屋は、光溢れるクローゼットで業界No.1のコーディネートを生み出してくれるだろう・・・。
https://www.moripax.co.jp
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オフィス
- モリパックス株式会社(グループ会社:株式会社モリオカ テクノベーションセンター)
“Technical Center(テクニカルセンター)× Innovation(革新)” を実現する「テクノベーションセンター」
前進のテクニカルセンターを更に進化させるべく、分散していた設計部門と生産企画部門を融合させた製品開発の中枢を担う施設となります。
建築設計当初は各部門ごとに別々の執務室を設置する計画でしたが、弊社ライブオフィスやメーカーショールームの見学を重ねる内に、プロジェクトメンバーの “今のままでいいのか!?” に火が付き、一つの空間に両者を共存させ、より生産性の高い場づくりを目指すことになりました。
設計部門は自席での作業スペースを充実させる為、パーソナルゾーン(手が届く範囲)を有効利用できる120°ブーメラン型のデスクとし、生産企画部門には席数の増減にフレキシブルに対応できる連結型のデスクが採用されました。オフィスの中心には、複合機やダストボックス・ミーティングテーブルなどを設置、文房具などの共用物は収納場所を明確にすることでコミュニケーションの活性化とオフィスの美化を両立させる工夫をしています。
当プロジェクトでは、オフィス家具の選定やレイアウトに留まらず、内装仕上やカラーコーディネート・サイン計画までコンサルティングをさせて頂くことで、一体感を持った全体像と個性豊かな居室で構成された働く場となりました。
https://www.moripax.co.jp
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オフィス
- 国光カーボン工業 株式会社(本社)
自席だけで完結しない、繋がるワークスタイルへ。
分散していた事業所を統合し、工場併設の本社を新築された国光カーボン工業様。
コミュニケーションの活性化をコンセプトに、新オフィスのご提案をさせて頂きました。
レイアウトとしては、4つの部署をオフィス内の四隅に配置し、その間を繋ぐように複合機・ゴミ箱・作業台を設けた “マグネットスペース” を計画しました。ワーカーたちが自然と集まるマグネットスペースには、コミュニケーションを誘発させる効果があります。
又、会議室までは必要としない日々のちょっとした “報・連・相” には、セミクローズタイプのミーティングブースを執務エリア内に設けることで、ストレスなくコミュニケーションが図れるのもポイントの一つです。建屋の色彩計画に合わせてキャビネットやデスクを落ち着いた木目とカラーでまとめ、発色豊かな張地をアクセントカラーとして執務チェアやミーティングソファに採用したことで、オフィス全体の雰囲気をグッと引き立たせてくれています。
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店舗・ショールーム
- 日東電工株式会社(亀山事業所・管理棟ショールーム)
2つの円弧が4つの異なる展示空間を創り出すプレゼンテーションスクエア
日東電工株式会社(Nitto)亀山事業所内に新築された管理棟。風除室を抜け応接室へ繋がるエントランスホールに、社史展示・事業紹介・製品展示・シアターの4つの要素を含んだ展示スペースと、ゲストが通る通路としての2つの機能を有した空間をつくりたいとの要望がありました。我々はその2つを “壁で区切る” のではなく、直線的な四角い空間に “1つの円弧を落し込む” ことで、来場されるゲストに展示内容が見えそうで見えない期待感を演出したいと考えました。
4つの展示スペースは、 ①Nittoの歴史が一目でわかる「History wall」 ②自ら情報を探し出す「INFO circle」 ③個性豊かなNitto社員からプレゼンテーションが受けられる「Theater」 ④実物の製品が展示された「Products display」で構成され、それぞれの展示は、アナログとデジタル(ICT)を織り交ぜた異なる4つの手法を用いています。
基本デザイン決定から施工完了までの8ケ月の間には、担当部署の方々と展示方法や動線計画からICT機器の操作方法・設定まで詳細な打ち合わせや製品確認を重ねた結果、地元亀山のモチーフや、自らタッチパネルに触って知りたい情報を探し出すディスプレイ内臓テーブルなど、オリジナリティと先端技術を盛り込んだ
“Nittoの今” を体験してもらえるショールームとなりました。